4月24日(木)、アクロス福岡にて「第10回店舗開業支援セミナー」を開催しました。
60名の方にご参加いただき、開業のための情報をご提供する4時間となりました。
まずは『等身大で語る開業者の声』
福津市の飲食店『となりのグリル』のオーナー古賀広宣さんにお話していただきました。
繁盛支援協会のメンバーで、店舗デザイン、ロゴデザイン、税務など、開業のお手伝いをした、4年目を迎えたお店です。
開店後からずっと黒字経営という古賀さん。
開業前にした勉強の内容や、開業計画書や調査資料を見せてくださいました。
次に小野税理士事務所の坂木原望氏による『経営アドバイス』。
開業予算の組み方から、見えない経費と費用のバランスをお伝えしました。
うまくいくお店の法則「資金×準備」・・・運転資金の余裕、毎月の返済額の余裕の重要性について、皆さん熱心にメモを取られていまた。
続いて、毎回好評の資金調達の専門家田中氏による『開業資金調達法』。
「こういう努力をしている方には融資がおりやすい」「こういう方には融資がしにくい」というポイントを話していただきました。
そして、開業アドバイザー福泉礼二氏の『失敗しない店舗経営術』。
応援してくれる人を増やすための開業準備中名刺の作り方、最近繁盛している店の傾向、立地の重要性などをお話しました。
近年オープンのお手伝いをしたお店の店舗デザインや、オーナーさんの実例を9店紹介しました。
ご自身の開業イメージを膨らませた方も多かったのではないでしょうか。
そして、今回のゲスト講師は『天然とんこつラーメン一蘭』を経営する有限会社一蘭の吉冨 学氏。
テーマは【一寸法師戦略~弱者が強者に勝つための戦略~】
国内48店舗の人気ラーメン店に成長し海外進出にも成功した、法則、手段、心得とは…。
特に法則・手段の部分では、価値あるブランドのつくり方を詳しく語ってくださいました。
“ブランドとは、人々の記憶に粘りつくイメージ”と定義して、一蘭ブランドを作って来られた戦略の数々。
・イメージを永久にとんがらせる
・品質が外見よりも絶対うえであること。
・専門化
・物語化
・ネーミング
等々、発想のヒントが満載でした。
また、時流を読む視点や、経営者の人間性、従業員の心を大切にすることなど、多岐に渡る講演でした。
今から開業する人にも、すでに経営者として走っている人にも大いに刺激になったようです。
『一蘭』ホームページはこちら
今回のセミナーは定員を超えるお申し込みがあり、ご参加いただけなかったもいらっしゃり、大変申し訳ありませんでした。
次回は7月に開催しますのでぜひご参加ください。
開業予定がはっきりしていない方も、きっと今後の準備に向けての参考になるはずです。
詳細が決まり次第お知らせします。
セミナー終了後に『韓国料理 辛辛』で懇親会をしました。
これから開業する方同士で盛り上がったり、一足先に開業している先輩の話を聞いたりと有意義な交流ができたようです。
ご参加いただいた皆さんありがとうございました。