融資を受けられなかった場合はどうしたらいいですか。

 

開業に際しての融資には大きく二つあります。

『日本政策金融公庫』、『福岡市、福岡県の開業資金制度』です。

この2つが難しい場合、正直なところ手立てはありません。

ただし過去に例外はありました。

実の父親が事業を行っていて父親の事業内容、試算背景を軸にして『銀行のプロパー融資』で対応した事例がありました。

※プロパー融資とは…銀行が保証協会の保証をつけずに、直接担保をとって、または信用で融資すること。つまり銀行が直接リスクをとる融資です。

 

その他に『メーカーさん提携の店舗リース』『機材屋さん提携のリース』を利用する場合もあります。

 

投資額の大半を占める設備資金の部分をリースで対応し、足りない部分は業者さんと交渉して分割支払いにしてもらったという、ウルトラCで開業にこじつけた方もいました。

かなり稀なパターンです。

無理な開業は禁物です。“身の丈にあった開業”、これが一番大事です。

借入が出来ないであろうと判断した際には開業時期をずらすか、計画を見直してください。開業そのものを諦めざるを得ない場合もあるでしょう。

 

資金調達アドバイザー 田中宏司